音楽において知識は浅い。
しかし、生の音楽ってのは聴いてみたいと常に思う。
そんなことを公言していたら、オーケストラの演奏を聞く機会に恵まれた。
シェヘラザード (リムスキー=コルサコフ)
正確には、見出しの他もう一曲、非常に壮大な大曲が演奏されたのだが、私の鑑賞体力が一曲で底をついた。
また、もう一曲よりも物語的なこちらの曲が好みだったとも言える。
知識が浅いなりに演奏前に配布されたパンフレットを読み込んで、お話の舞台のアラビアンナイトについて復習する。非常にロマンチックな音楽だと感じたが、これがロシア、寒さ際立つ北の国で作られたことにも感慨深い。
音楽の教科書で習った通り、オーケストラで使われる楽器の名前はおおよそ分かる。
密林の部族のお面のようなサイズ違いの弦楽器。
あれらは見た目の印象とはまるで違う音がでる。
毎度びっくりする。
個人的にはチェロの音がとても好きだが、チェロには個人的に良くない思い出があり、反芻される思い出が邪魔であった。ヴァイオリンの音。シェヘラザードのテーマが流れると惚れ惚れする。第三楽章も好きだった。
あまり、まとまった感想は書けない。
ただ、こういう曲をこういう場所で聞いた。
それを忘れないように書き留めておくことは有意義であると感じる。
なんにせよ想像力ってのはすごい。
およそ40分。一曲の中で海をさすらい冒険して、横暴な王が改心する。
王の想像力が豊かであったことに感謝だ。
私にもいつか横暴な魂が宿るかもしれない。
その時は、物語で懐柔されるような純な心も一緒に持ち合わせておきたい。
上質な物語でした。
音楽もまた物語である。


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