カメラ初心者、ついに一眼ミラーレスを買う!
買ったった!買ったった!
買ってやったぞーー!
ミラーレス一眼カメラを買ってやったぞ!!
今回合計15万円ほどでカメラと最低限必要なメモリーカード、液晶保護フィルム、レンズ保護カバーを揃えました。
私の中ではかなり大きな買い物で、決済するときは少し緊張しました。
ましてや生活必需品ではなく、完全にゼロから始める趣味の道具です。
言い換えれば、高価なおもちゃ。もしかしたらすぐに飽きてしまうかもしれない懸念も捨てきれません。
慎重に買い物をした結果、後悔のない納得の買い物ができたと思います。
カメラを趣味にしたい方の初めてのカメラ選びの一助になればと思い、ご紹介いたします。
大きな買い物で後悔しない!買い物手順のまとめ
今回の買い物手順は、カメラだけではなく、どんな買い物にも有効な手順だと思います。
特に未知の分野の物を自分で選ぶ際には効果を発揮します。
①何をどんな目的のために購入するのか明確にする。
②その目的のためにどんな機能を重視するのかイメージする。
③ネットで情報収集。目的に合いそうなものをピックアップ。
④周囲の人で目的の物を持っている人がいれば話を聞く。もしくはネットでレビューを読む。
⑤実際に実物を見に行く。
⑥詳しい人(店員さんなど)の話を聞く。特に気になる商品を比較したときのメリット・デメリットをはっきりさせる。疑問もここで解消する。
⑦1度店を離れて冷静になる。購入を決めたら最安値を調べ、購入場所を決定する。
(⑧価格交渉に応じてくれるような店舗があれば交渉してみる)
以下は私がカメラを買った際の体験談です。
ミラーレスカメラを買う経緯
良いカメラが欲しくなる
スマホのカメラよりもっといい画質で素敵な写真がとりたいな。
最近、日々のうっぷんをブログを書くことで晴らしていたんですが、どうも写真が暗くぼんやりした雰囲気なのが気になっていました。
私はブログにのっける写真は全てスマホで撮っています。
画質が落ちた原因は、数か月前に安いスマホに機種変更をしたからです。
もともと写真にこだわってはいなかったのですが、どうせのっけるんだったら綺麗に越したことはないと思いまして、良いカメラの購入を決めました。
一眼レフカメラではなく、ミラーレスカメラに狙いを定める。
良いカメラっていっても、色々ある…。
一眼レフとミラーレス一眼の違いって?
良いカメラと言えば「一眼レフ」。
さっそく一眼レフカメラについて調べてみると、至る所に「ミラーレス一眼」の文字が。
ここで初めてミラーレス一眼の存在を知ります。
そう、お察しの通り、私はカメラに関してズブズブのド素人。
まず、ミラーレス一眼とはなんぞや?の疑問を解決すべくネットの海をさまよいます。
専門用語とカタカナとびかうカメラの記事を読み、どうにか理解した内容は下の通り。
・ミラーレス一眼は最近登場した新しい内部構造を持つカメラ
・名前の通り、ミラー「レス」。従来カメラに入っていた鏡のパーツを無くし、代わりに画像を電気信号で投影する。
・パーツが少ない=同スペックの一眼レフより安くて軽くてコンパクト
・新しい技術を用いた製品なので、一眼レフと比べて周辺機器(レンズなど)の種類が少ない
ここまではぼんやりと理解できました。
ネットの記事を読むにつれ、ミラーレス一眼を買おうと決めます。
一番の決め手はやはり軽いという口コミです。
徒歩での移動を好むので、あまり重いのは嫌でした。
あとめちゃめちゃ肩こりしやすいので、首にかけるならなるべく軽くあってほしい。
メーカーを検討!さっぱり分からん!
メーカーが多くて選べない…。結局どれが合ってるんだろう。
多くの人が比較するキャノンとニコン
では、どのメーカーの物を買うか。
「カメラ メーカー おすすめ」で検索すると、おびただしい数のおすすめ紹介記事がヒットします。
一通り読んでみましたが、いまいちほとんどカメラに触ったことがない私にはピンときません。
「キャノンがいい」と言われれば「そうか!キャノンにしよう!」と思うし、「いや、ニコンがよろしい」と言われれば、「なるほど、ニコンもいいのか…」を永遠と繰り返す感じ。
しかし、どうやらカメラ業界の中では、キャノンとニコンが2強であることには間違いがなさそうです。
この2社の比較サイトを多く見つけられました。
それぞれの公式サイトへ行って、撮影サンプルの写真を眺めるとけっこう雰囲気に差がありました。
キャノンは日常の風景を明るく美しく撮っているように見えます。
一方ニコンは、画面は少し暗めで物語的、生活感を感じさせない写真が多いように感じられました。
多くの比較サイトで書かれていた「キャノンは白、ニコンは黒が得意」「人物を撮るならキャノン、風景ならニコン」の意味が、実際の写真を見るとなんとなく理解できます。
公式プロモーションに使われている写真が、そのメーカーやカメラの性能を生かしたものであるのは確実です。
そうなると、私が主に撮影したいものは風景なので、ニコンの方が合っているように思います。
身近な人のカメラはどこの?一眼レフやミラーレスを使う家族、友人に聞く
皆はどこの使ってますか?
聞いてみると意外にいました。
社内報編集長の経験を持つ母
ニコン一眼レフ。
働いていた時期に公私ともに使用。ニコンの方がキャノンよりもプロが使っているイメージがあるので憧れてニコンを選んだ。
独身時代、趣味で一眼レフを持っていた父
キャノン一眼レフ。
実際に店頭で選んで気に入ったものがキャノンだった。
先輩
キャノンミラーレス。
山に登るのが趣味。山仲間にキャノンのミラーレスを持っている人が多い。軽くてコンパクト。
後輩①
パナソニックミラーレス。
最終的な決め手は見た目のかわいさ。気に入った物がよろしい。
後輩②
キャノンミラーレス。
一眼レフと遜色ない画質クオリティに関わらず、ミラーレスの方がお安い。
圧倒的にミラーレスをおすすめしたい。
私の身近にはキャノンユーザーが多い模様。
ならキャノンがいいんだろうな、と思いはするんですが、私はあまのじゃくなので「みんなキャノンをおすすめするな…。それならなおさらニコンがいいな…」
などと考える始末で混迷を極めるのでした。
その意味わからん反骨精神みたいのやめた方がいいよ…。
実際に触りに行こう!家電量販店へ
情報過多!誰か手取り足取り教えてくれ~!
結局、決め手に欠けたため、やはり自分の手で触って決めようと、家電量販店に出かけました。かなりデカいところへ。
「カメラに詳しい方いますか。気に入った物があれば、今日ここで買うつもりで来たのですが」
購買意欲をがつがつ出して、店員さんに話しかけると向こうも力を入れて説明してくれました。
風景を撮る旨を話すと、やはりおすすめされたのはニコンでした。
そう、ニコンと「富士フィルム」でした。
手にした瞬間気に入った、富士フィルムのX‐T30
詳細な説明を触りながら聞くと、一気に意思が固まります。
これほんとに。
パソコンを前に悩んでいた時間何だったんだっていうレベルで絞り込めます。
ニコンは調べた通り、風景を撮ることに向いているそうでした。
加えて、別売りのアダプターを買えばミラーレス一眼に一眼レフカメラのレンズを使うことが可能。
先に挙げた「ミラーレス一眼はレンズなどの周辺機器が少ない」という問題をクリアできます。
長くカメラを続けたい人にとっては魅力的です。
しかし、風景を「目で見たありのままを撮る」ことに特化しているため、人物を撮ると肌の質感などが粗く映ってしまう場合があるそう。
富士フィルムの利点は、元々フィルムカメラを作っていた会社のため、そのノウハウがミラーレスカメラにも生きています。
他の会社とは違った昔ながらのフィルムを彷彿とさせる色合いの写真を撮ることができるそう。
しかし、レンズは他の会社と比べ重くてお値段も高め。種類も多くありません。
その分、質はいいそうですが確かに首にかけると重い。
その説明を理解したうえで、ニコンと富士フィルムのカメラを触ったり構えたり撮ったりしてみました。
頭ではわかっている。
操作の仕方もどうやらニコンの方がシンプルな気がする。軽いしお値段も若干安い。シャッター押した感じもニコンの方が好みです。
しかし、ニコンのカメラを触っていても背後の富士フィルムのカメラが気になってしょうがない。
心は富士フィルムに向いている…。
いいのか本当に。なにやらあっちの方がちょっと難易度高そうだぞ。
「すみません。即決は怖いのでパンフレットください。」
とりあえず一旦冷静になりましょう。
店頭に出ている値段をそれぞれメモして、パンフレット、店員さんの名刺を貰って一旦お店を後にします。
喫茶店で悩もう!
さて、近くの喫茶店に逃げ込み、ポキ丼とカフェラテとフルーツタルトを平らげました。
貰ったパンフレットを2枚開いて並べます。
と、いってもすでに腹は決まってしまった感じがあります。
やはり富士フィルムのカメラを買おう。
なぜなら気に入ってしまったから。
では次にお値段を調べます。
価格ドットコムを駆使し、店頭の価格とどれだけ開きがあるか確認。
色々教えてくれた店員さんから買いたい気持ちは山々ですが、こちらのお財布が厳しいことも事実。
最安値を確認し、いざ再び店に参ります。
ちなみに、家電量販店の店員さんや化粧品販売店の美容部員さんには、それぞれ個人のノルマがあるそうです。
私はお高い商品を買うとき、今日のようになるべく即決はしません。(衝動買いが多い性格のため)
なので、1度店を出るときは説明してくれた店員さんのお名前を聞いておくようにしています。
購入を決めたら感謝を込めて、丁寧に説明してくれた店員さんから購入したいと思っています。
ついに購入!富士フィルムのカメラ!
そこからはスピーディーにことが運びます。
さっき説明してくれた店員さんを見つけて、購入することを伝えます。
そして、ネットの最安値について聞いてみます。
「すみません。ネットでの料金と結構差があるんですが、これに近い料金になりますか」
いや、悪いことしてるわけじゃないよ値段交渉は。でもめちゃめちゃ緊張するし、ここまでお世話してくれた店員さんに無理いうのは心苦しくてほんとなんかすみませんけど1万以上差があるのはなんとかしてほしいですすみません~~……
小心者ゆえに討ち入り覚悟な気持ちでネットでの販売料金について伝えたんですが、店員さんは
「あ、そうですね。今うちと競合している最安値はこれですね。それなら……。」
懐からサッと手のひらサイズの電卓を出して、よく分からん計算を早打ちで打ち込みます。
「これならどうでしょう!」
電卓に打ち込まれた数字を見ると
ネットより安くなってる!!
ありがとう店員さん。
淀みのない専門知識や1言えば10答えてくれる頼もしさにファンになりそうでした。
その後、メモリーカードと液晶保護フィルム、レンズの保護カバーを購入しご満悦で私は店を出たのでした。
私が購入したのは、「富士フィルムX-T30」。どこかレトロなボディが魅力のカメラです。
まとめ
今回の買い物で、いかに実物を見ることで得られる情報が多いかを実感しました。
やはり大事なものを選ぶ際には自分で体感してから購入すると、より満足感ある買い物ができると感じます。
ネットでその商品に関する知識を把握したら、とりあえずお店で物を見てみましょう。
新しい発見や、ネットを見ているだけでは分からなかった利点や疑問に気付くはずです。
さて、新しいカメラも手に入れたことですし、たくさん綺麗な写真を撮って、日々のお散歩をもっと楽しくしたいと思います。
今から次のお休みが待ち遠しいです。
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