前の話↓
早朝、友人Jと朝のサイクリングをしました。
最初から最後まで自転車乗ってたな。
近くの神社でおみくじを引いたりしましたが、良くない結果だったので忘れることにしました。
午前8時、一人旅の開始
友人Jに見送られ、私はバスに乗りました。
帯広駅へ向かいます。
ここからは一人旅です。
バスから見える街並みは本当に平らで羨ましく感じます。
箱根ももうちょい平らだといいのに。
私は旅行出発前に特急列車のチケットを予約していました。
JRが運営するチケットサービス「えきねっと」はとても便利で、特急券も早めに予約を取ればかなり安く購入できます。
私が乗るのは「とかち4号」です。
電車に乗るのが好きです。
指定の座席に座って出発を待ちます。
旅のお供には帯広駅内で買ったほうじ茶と豚丼おにぎり。
帯広は豚丼をご当地グルメとして推している模様。
8時42分、いよいよ列車の旅が始まります。
魅力的な車窓の景色
出発を合図に割り箸を割って、豚丼おにぎりを食べました。
やはり電車内での飲食は電車が走っていなければなりません。
豚丼おにぎりは見た目の割に優しいお味でした。
味が濃すぎることなく美味しかったです。
ほうじ茶とよく合う。
私が豚丼おにぎりをむしゃむしゃと夢中で食べている間に、昨日降り立った芽室駅を列車は通過します。
速い速い。
食べ終えてほうじ茶を味わっている頃に十勝清水駅に到着です。
畑の景色。
そして日高山脈を抜けると………
そこは雪国でした。
真っ白!
そして札幌へ。
およそ3時間に及ぶ列車の旅でした。
関東では見られない車窓からの景色に終始驚かされました。
楽しかった~!
札幌から小樽へ。スピーディーに乗換え
札幌ではコロナウイルスが絶賛猛威を振るっていたため、乗換えのみです。
到着ホームから小樽行きの列車が出ていたのでそのまま乗り換えます。
そして40分ほど揺られ、小樽駅に到着です。
まずはホテルにチェックイン
小樽駅から脇目もふらずホテルを目指します。
なぜなら、駅の周りはびしゃびしゃした雪が道路を覆っていて、とてもスーツケースを引いて観光できる状況ではなかったためです。
私は機内持ち込みサイズのスーツケースを持っていました。
中はほとんど空なので軽いから良いものの、持ち上げて歩くのはけっこうしんどい。
幸いにもホテルは駅から徒歩5分ほどのところだったので助かりました。
迷うことなく到着します。
フロントで名前を言うと、スムーズに部屋を案内をしてくれました。
早い時間にも関わらず対応してくださりありがとうございます。
すぐに観光に出かけるつもりでしたが、部屋で1度座ってしまうとなんだかこのまま寝たい気持ちにも駆られます。
いやいやせっかく北海道まで来たんだからそんなことは許されない。
……いや、許されるのが一人旅。
私は30分後にアラームをセットして布団に潜り込むのでした。
小樽運河観光!
さて!
30分の仮眠を経て元気いっぱいです。
スマホと財布をコートのポケットに入れ、首にカメラを下げたら準備完了。
出発です。
ホテルは運河の目の前に建っていました。
外国の街並みのような運河はなんだかドラマチック。
運河に沿って歩きます。
運河近くの観光案内所です。
写真左の時計の下には温度計が。
現在気温4.8度。
寒いわけです。
運河の周りには私のような観光客の姿が見られましたが、混雑はしていませんでした。
運河の終わりまで歩き、さらに南小樽駅方面に歩きます。
小樽カフェ巡り
私が旅行前から楽しみにしていたのが小樽でのカフェ巡りです。
やはり食べることは旅の目玉として外せません。
特にスイーツは旅にかこつけて沢山食べたい。
魔法の世界のような「北一ホール」
まず向かったのが、小樽を代表するガラス工芸の老舗、「北一硝子」が運営する喫茶室「北一ホール」です。
小樽の通りは人が多くなかったため、中で順番待ちの列ができていたことに驚きました。
10分ほど待って、商品を注文し席に案内されます。
北一ホールでは一番初めにレジでオーダー、商品を受け取りその後に着席する流れのようです。
店内は暗く、たくさんの小さなランプの明かりのみで室内が照らされています。
なんてロマンチックな空間。
私がレジで注文をしている時、ちょうどピアノの演奏が始まりました。
隣の人の輪郭が少しだけ、ぼんやりと薄まる暗さ。
暗すぎることなく明るすぎない。
ここではいつもの雑な世間話などではなく、もっと心の奥にあるような言葉を選んで話ができそうです。
どの人もまどろんでいるように目を細めてピアノの音に聞き入っていました。
じんわり暗さににじみ出るようなオレンジ色のランプの光は、眺める人に時間を忘れさせます。
注文したミルクティソフトクリームと珈琲。
ソフトクリームはミルクの味が濃厚ながらも上品な甘さ。
暗さのせいもあるのでしょうか。
紅茶の華やかな香りが強く感じられます。
ソフトクリームが格別に美味しく感じたのは、この魔法のように美しい空間の空気も一緒に食べているからだろうか、と考えながら大事にいただきました。
北海道のチーズケーキと言えばドゥーブルフロマージュ。「ルタオ本店」
北一ホールを出て、さらに歩くと見えてくるのがルタオ本店です。
ルタオと言えば、
そう、ドゥーブルフロマージュです。
あのふわふわとした口どけの良いチーズケーキです。
これを食べに小樽に来たと言っても過言ではないのです。
1階はルタオ商品の店舗、2階が喫茶室になっています。
ちょうどおやつ時だったこともあり、店内は満席でした。
しかし、待つこと5分ほどで席に案内してもらえます。
当然、頼むのは「奇跡の口どけセット」。
本店限定のメニューで、2種類のチーズケーキが楽しめます。
お飲み物はさっき珈琲を飲んだので紅茶。
写真左が、かの有名なドゥーブルフロマージュ。
右はヴェネチアランデブーというケーキ。
味の感想は言わずもがな。
最高に美味しい。
もう、「奇跡の口どけセット」の名前が物語っている通りです。
ケーキとか甘いものって、1つ食べ終わるともう1つ欲しくなってしまったりするんですが、これはそんなことがない。
もうね、満足しちゃうんです。
良いものをいただいたな、と。
小樽オルゴール堂で旅の思い出を購入
ルタオ本店を出ると、すぐそばの「小樽オルゴール堂」が気になりました。
外観は美術館のようにも見えました。
中に入ると、クラシカルな店内に所狭しとオルゴールが並んでいます。
お土産用の量産型のオルゴールから、大きな箪笥サイズの歴史あるオルゴール。
多種多様なオルゴールが展示、販売されています。
写真撮影OKとのことだったので、中の写真を撮らせてもらいました。
旅の思い出に、地域共通クーポンを利用して私も購入しました。
小樽の街並み
どこもかしこも絵になる小樽。
北海道の日暮れは早いですね。
あっという間に暗くなってしまいます。
暗くなってくると、一層幻想的な雰囲気に。
寒さも厳しくなってきました。
そろそろ宿へ帰りましょう。
ソニア珈琲で珈琲を。日暮れを待つ。
せっかくだからライトアップされた運河を眺めてから帰ろうと思いました。
ホテル近くに運河に面して建っているカフェを見つけたので、そこから運河を観察することにします。
今日何杯珈琲飲むねん。
店内の様子。
お客は私1人の模様。
とっぷり日が暮れました。
夜の小樽運河
素敵な風情倍増。
待った甲斐がありました。
写真に収められて満足です。
そして、振り返れば本日のお宿「ホテルノルド小樽」があります。
まだ3日目は終わらない
観光中に色々食べるだろうと思って、夜ご飯は付けていません。
思った通りすでにお腹いっぱいです。
しかし、このまま寝てしまうのも惜しく、ホテルのバーへ行きました。
静かだけど、お客さんはけっこういっぱい。
天井がプラネタリウムの天球のように丸い形をしています。
大人っぽくて格好良い雰囲気のバーでした。
1杯目。おひとり様1オーダー限定のお得なせんべろセット。
北海道のワインとおつまみが数種類ついてきます。
2杯目。チーズが食べたくて頼みました。
なんていうメニューだったかは忘れちゃった。
ワインについてはよく覚えています。
この白ワインは「ナイアガラ」というワインです。
北海道産のブドウを使った、甘いジュースのようなワインです。
とっても美味しい。
2杯程度じゃ酔いませんが、気持ちの良い睡眠にありつけそうな気分になったところで撤収です。
3日目の終わり
さて、一人旅も自由きままに満喫しました。
明日はいよいよ帰ります。
飛行機は夕方の予定なので、ゆっくりチェックアウトをしてお土産でも買うことにいたしましょう。
3泊4日の旅程もあと少しです。
アルコールも手伝ってか、いつも以上にすとんと寝入りました。
ほんとに布団に入って、2秒くらいで眠ったように思います。
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