4度目の正直もならずスカイダイビング

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雑記帳
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数年前から思いついたかのようにスカイダイビングの体験を衝動的に申し込む。
しかし、天候や飛行機のエンジントラブル、そして巨大台風「サンサン」の襲来によって、漏れなく4度、おじゃんになっている。

偶然が続くと何か見えざる力が働いているような疑念がなんとなく湧いて来て、回を重ねるごとに予約を入れるために必要な勇気の量が増えるから困る。

偶然体験と童心

偶然といえば思い出すのは小学校の席替えの時の話だ。
あれは確か2年生の時で、やたらと席替えが多いクラスに所属していた。
クラスメイトは30人くらいいたと思う。

私と少年Aは仲が良くいつも一緒に遊んでいた。
少年Aは九九の100マス計算がクラスで一番早く、足も抜群に速い。モテる部類であった。
一方の私は可もなく不可もない目立たぬ子どもであったから、何がきっかけであれほど仲良く行動を共にしていたのか分からない。

中学に上がってからはすっかり疎遠になったので、正直思い出の色も褪せて久しい。

席替えの話に戻る。

具体的な数は覚えていないが、体感的には1カ月に1回の頻度で席替えをしていたと思う。

6×5の座席の並びは交互に男子、女子の列に別れており、女子である私の隣は必ず男子生徒が座る。
席替えのくじは男子用、女子用に分け、袋に入れられて席の端から順にくじを引いてゆく。
くじの番号の席に移動して、ご近所さんときゃっきゃうふふとご挨拶、という塩梅だった。

私はこのくじびきを要した席替えで1年間、少年Aとずっと隣の席だった。
3回目で先生も気を遣い始め他の席との交換の打診もあった。
しかし、わざわざ拒む理由もなく、気恥ずかしさを感じながら結局隣の席に落ち着いたのだ。

満更でもなかったのである。私はAが好きだったから。

そして当時、Aも私を好きだったのだろう。

偶然とロマンと非業の死

この場合、これは100%偶然と言えるだろうか。
私の答えとしては幼気な少女時代の思い出を美化したい気持ちもあるので「分からない」と言っておきたい。

偶然でも偶然でなくてもどちらでも構わない。
どちらにしてもロマンがある。

今回のスカイダイビングの中止は非常に残念なことだった。
良からぬ事象が続いたことに不安は募るが、私は今回の4度の中止はあくまで偶然とみなすことにする。

仮に5度目の挑戦で墜落し非業の死を遂げたとしてもソレはソレである。

4度の中止は関係ない。何が起きても、そう、偶然の結果に過ぎないのだ。

……誰がなんと言おうとも、そうに違いないのである。

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