【箱根強羅】石川菓子舗の箱根強羅もちはお土産に最適!

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箱根周遊
箱根周遊

こんにちは。

気持ちの良い秋晴れ快晴の日、私は箱根強羅にきています。

箱根登山鉄道とレーティッシュ鉄道

強羅駅。

ログハウスのような駅舎が特徴的です。強羅駅は箱根登山鉄道の終着駅であり、ケーブルカーの始発駅でもあります。観光の要所と言えますね。そのため駅前のロータリーには、様々なホテルの名前が書かれたシャトルバスやタクシーが入れ替わり立ち代わり出入りしていました。

強羅駅はスイスのレーティッシュ鉄道と姉妹提携しています。
私はこの鉄道について特に何も知らなかったのですが、調べてみるとなんとベルニナ急行を運営している会社でした。

と、いっても私、ベルニナ急行に関してもよく知らないのですが。

ではなぜそんなに驚いているかと言いますと、私の好きな「ベルニナ急行食堂」という曲のタイトルに使われている言葉だからです。

栗コーダーカルテットによって演奏されるこの曲は、リコーダーによる軽快なリズムによってノリノリにさせられてしまうカントリーなミュージックなのです。

栗コーダーカルテットはその他にも私の人生に点々と登場してくるアーティストです。

幼少期には「ジャム・ザ・ハウスネイル」の音楽、

みんなのうたの「ポポルイーズ」、

中学時代に好きだった「アリソン」、「リリアとトレイズ」のアニメ版である「アリソンとリリア」のオープニング「ため息の橋」、

高校で披露したリコーダーアンサンブル「ピタゴラスイッチのテーマ」、

そして、父が偶然借りてきた栗コーダーカルテットの5作目のアルバム「笛社会」。

忘れた頃にふと姿を見せるアーティストです。栗コーダーカルテット公式ホームページ

その栗コーダーカルテットのオリジナル楽曲「ベルニナ急行食堂」と強羅駅が密かに間接的な関係を持っていたことに驚いたのでした。

ベルニナ急行はスイスを走る急行列車で、アルプスの雄大な自然を満喫できるルートに線路を構えています。
「ベルニナ」とは路線の途中にある「ベルニナ峠」に由来するそうです。
車両も箱根登山鉄道と似ていて、赤い車体が特徴です。

箱根登山鉄道の車両1000系は、このベルニナ急行にちなんで「ベルニナ号」という愛称で親しまれています。知らなかった。

箱根登山鉄道の公式ホームページからは運行中の車窓の景色や車両などの由来を見ることができます。
箱根の小田急系列のホームページはどれも読みごたえがあって面白いです。

また、箱根登山電車は今年でなんと創業130周年。長い歴史~。

強羅の坂道

さて、強羅といえば

坂であります。

もう本当、平らな道がない。

強羅を歩き回ると脛が痛くなるんですよね。着地する地面がとことん斜めだから。

夏場に強羅を訪れたときはもう地獄でした。
すれ違う人みんな、汗をかきかきひいひい言いながら歩いています。
特にスーツケースを引いている人なんてもう悲惨です。
スーツケースが筋トレ用の重りと化します。
もし強羅付近を散策する際には、荷物は宿などに送ってしまうことを強くお勧めいたします。

死ぬから。

石川菓子舗の「箱根強羅もち」は特別なお土産にぴったり

さて、例にもれず私もひいひい登ります。お目当てはその坂の途中にある石川菓子舗です。

石川菓子舗の営業時間、定休日、駐車場は?

石川菓子舗基本情報2020年10月現在
営業時間10:00~17:30
定休日水曜日、隔週火曜日
駐車場なし
アクセス強羅駅より登り坂を徒歩3分

人気のお土産、強羅もち。

一緒に働いている方が大好きだという、こちらのお店の「箱根強羅もち」を今日は買いに来たのでした。
この日は午後から実家に帰る予定があったため、家族へのお土産にしたいと思います。

開店間際にも関わらず、お店には先客がいて、何箱も箱根強羅もちを購入しています。

お店にはおばあさんが1人で立っていて、雑談を交わしながらおもちを箱に詰めてくれます。
聞くところによると、箱根強羅もちが買えるのは直接卸している一部の旅館を除いて、このお店のみだそうです。
さらに、お店に買いに来る人は圧倒的にリピーターが多いらしく、味への期待が高まります。

一箱購入しお店を出ました。

店の前で足を止めたご夫婦が「あった、ここのお店のじゃない?昨日お部屋で食べたの」と話す声が聞こえます。
おそらく旅館の部屋でおもちを食べたのでしょう。

大々的な宣伝をしなくても、美味しいお菓子は人を集める力が十分にあるようです。
私が滞在した15分ほどの間、お店に人が絶える気配はなく、箱に詰められたおもちたちは次々と人々の手に渡っていくのでした。

箱根強羅もちをいただく

さて、実家でおもちの包装をといて箱を開けると、そこにはお行儀よく並んだ10個のおもちが。

笹の葉風の包みで1つずつ包装されています。
包みを開くと小ぶりなおもちがちょんと入っています。
指でつまんで1口でいただきます。

ふわふわでやわらか~い。

正直おもち自体は小さいし、すぐに口の中からなくなってしまうため食べ応えはありません。

しかし、口に入れた瞬間、ゆずの香りがふわ~~と口の中に広がります。
優しいおもちのあまさとゆずの爽やかな香りが上品です。おいしい。

おもちの中には刻んだ羊羹が入っていて、甘さの違いも楽しめます。
羊羹はほんの少し混ぜ込んであるだけなのですが、存在感があり良いアクセントになっています。

わざわざ坂を登って買いに行った箱根強羅もちは、その強そうな名前からは想像できないほど繊細で儚げな印象の美味しいお菓子でした。

お土産屋さんでは買えないちょっとレアなものを買って帰りたい方にはぴったりではないでしょうか。

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