墨色の門の威圧感を感じる…。
そう、ここは箱根関所。
一筋縄では通してくれない東海道の要所です。
箱根関所の見学時間や料金など
箱根関所 基本情報 | 2020年12月現在 |
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見学時間 | 9:00~17:00 12月~2月は16:30まで 最終入館は閉館の30分前 |
見学料金 | 大人/500円 小人/250円 |
駐車場 | なし |
写真撮影 | 資料館内は不可 |
最寄りバス停 | 「箱根関所跡」 |
公式HP | 箱根関所 |
江戸時代の関所が復活!
芦ノ湖沿いにある箱根関所は江戸時代の交通の要所です。
東海道を通る旅人を厳しく検査していました。
その厳しさに、やましいことがない人々でさえ関所を通る時には緊張し恐れていたそうです。
日本各地の要所に設置された関所での主な取り締まりの対象は「入り鉄砲と出女」。
これは「江戸に持ち込まれる鉄砲と、江戸から関西方面に出ていく人質である大名の妻」のことです。
ここ箱根関所では「出女」を厳しく取り締まっており「入り鉄砲」の検査は行っていなかったそうです。
箱根関所は江戸時代の1619年に設置されたとされています。
その後、1869年に関所は廃止されました。
その2年後に関所の建物は火災で焼失してしまいます。
1924年には史跡として箱根関所跡の保護が始まります。
そして、2007年には関所の完全復元が完了しオープンしました。
箱根関所を見学しよう!
チケット売り場でチケットを買いましょう!
券と一緒に貰えるパンフレットが通行手形です!
中は分かりやすいイラストマップ。
馬番のしょうじろうの声を聴きつつ見学。
当時の役人たちの仕事の様子。
ずらっと並んだ武器が物騒です。
ここで厳しい取り調べが行われたのでしょう。
ぐるっと関所を周ったら順路に従って裏手へ。
遠見番所への階段が続いています。
遠見番所では船で芦ノ湖を渡る人がいないかを監視していました。
遠見番所からの眺め。
曇り空ですが、広々していて気持ちが良いです。
階段はけっこうきつめでした。
階段を下りて資料館へ向かいます。
箱根関所資料館は要見学!
資料館はぜひ入館してみてください!
おすすめです!
関所の入り口で買ったチケットで入館できますよ。
実際に番頭(関所の役人)が残した記録なども見られて面白かったです。
また、箱根旧街道沿いにある「お玉が池」の名前の由来にもなった「お玉」という女の子についても知ることができます。
彼女は奉公先から実家へ逃げ戻る途中、手形を持っていないため、こっそり山の中を通ることで関所破りを計画しました。
しかし、山中で役人に見つかってしまいます。
関所破りは重罪のため、そのままお玉は打ち首獄門の刑で殺されてしまいました。
悲しいお話ですが、当時の関所の重要性や厳しさが分かるエピソードです。
箱根関所は東海道の交通の要所だったため、関所破りをした人を厳しく罰しました。
まとめ:箱根関所の歴史は少しだけ血なまぐさい!
今でこそ箱根は誰でも歓迎している楽しい観光地ですが、関所があった当時は人の出入りは厳しく管理されていました。
資料館で読める関所を通る人々の手記には、その検査がいかに恐ろしかったのかが多く記されています。
私は箱根を歩き回って少しずつ観光地を知ることができましたが、意識的に勉強しないと歴史については中々詳しくなれません。
資料館で関所の歴史を学ぶことができて、より一層箱根について理解が深まったように思います。
きっと資料館に入って展示物を見た人は、同じ気持ちになるのでしょう。
ぜひ関所を訪れたのなら、資料館の見学までじっくり時間をかけて見てみてください。
歴史が深い土地なので、過去にあった出来事にも目を向けてみるとより楽しめるかと思います。
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