【3泊4日北海道旅行】2日目①朝の散歩と自転車修理編

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雑記帳
雑記帳

早朝、朝5時半くらいだった気がします。

2日目の目覚め。十勝の畑の景色

おはようございます。

窓からは黄色がかった朝日が差し込んでいました。
私は窓へ誘われるように布団を抜け出します。

部屋の中もキンと冷えていました。

モクモク十勝のベランダより

しばし見惚れる北海道。

冷える指先をこすりあわせながら、ぼんやりと思考を忘れて眺めました。

寒さに耐えきれなくなったところで、友人Jを叩き起こし外の風景がまさに北海道であることを伝えます。

もそもそと起きだした彼女もベランダに出るとその美しさに魅入っていました。

北海道の畑の景色

柔らかい朝日は徐々にしっかりとした日差しに変わっていきます。
太陽の位置に合わせて変化する山の影が大層美しかったです。

朝の散歩

持ちうる限りの防寒具を身に着け、朝の散歩に出かけました。

モクモク十勝
オーナー自ら建てたというモクモク十勝

昨日は暗くて見られなかった、宿の全貌が明らかになります。
こんなに雰囲気の良いログハウスだったのか。

十勝の朝の散歩1
すっくと立つ白樺。

昨日の雪が嘘のように晴れていました。
風はなく、空気が凍っているように静かです。
私たちが静かにしてさえいれば、辺りは写真のように微動だにしないのでした。

十勝、朝の散歩2

どこか遠くの方から、鳥の鳴き声がします。

友人Jは「川があれば白鳥がいるかもしれない。」と言いました。
私はそれを見たいと思って、我々は声の方向に歩きました。

十勝、朝の散歩3
十勝、朝の散歩4
十勝、朝の散歩5

ポケットに手を突っ込みながら歩きます。

常であればスマートフォンで道を調べたりしそうなものですが、そんな気分にはとてもなれませんでした。
遠くに見える山々を眺めることに、ぼんやりと集中できるのが幸せであると感じます。
この景色だけで遠出した甲斐があるというものです。

普段酷使している毛様体(眼球の中の筋肉。私は小学校で習って以来、毛様体の気持ちになって景色を見ることが多々あります)を極限までゆるゆるに緩めるのは非常に気持ちの良いことでした。

踏切がある

踏切があります。

ならば電車が走るのを待たねばならぬ。
5分ほど待つと、なじみ深い警戒音を出しつつ遮断機が下りてきます。

走る根室本線
がたがたがたがた……
走る根室本線2
がたがたがたがた………

もう満足だ!
帰ってもいい!

私は北海道に来た目的を果たしたような気持ちでした。
じんわりと心が満ち足りている…。

十勝の橋

道を進むと橋がありました。

果たして白鳥はいるのでしょうか。

川の上流

いなかった。

友人Jが川の上流を眺めたまま動かなくなってしまったので、私も川を眺めます。
私は上流よりも下流の方が好きでした。

しばし川の水を眺めていると、私も視界の景色はそのままに、精神世界を漂うような心地がしてきます。
目的のない時間に浸りつつ、変わっていく光の色をただひたすらに見ているだけの素晴らしい時間でした。

水の音に混じって鳥の声がやはり遠くから聞こえてきます。
それは、私がいくら歩いても辿り着けないような遠い山の裏側から響いてくるようでした。

飛び去る白鳥たち
頭上を悠々と飛ぶ白鳥たち。あの長い首をどのように収納しているのか。

朝食の時間が近づいてきたので、我々は精神を体の中に引っ張り戻して宿へと足を向けました。

帰る途中、また踏切が閉まったのでこれ幸いとカメラを構えます。

踏切2
根室本線の赤い車両
がたがたがたがた……
根室本線の赤くない車両
後ろの色違う…!

おいしいものたくさんの朝食。

宿の前には大きなタンクを備えた車が泊まっていました。

友人Jによると、灯油屋さんだそうです。
雪国である北海道では、各家々は大きな灯油のタンクを持っていて、そこへ灯油屋さんが給油しにきてくれるそうな。

朝の薪ストーブ

ダイニングでは昨日と変わらず薪のストーブが燃えていて暖かかったです。

モクモク十勝の朝食

朝食は大きな窓の傍らにあるテーブルでとりました。

トーストに珈琲、スープなど品数豊富でどれも美味しかったです。

写真の中央に写るはちみつのようなボトルは、北海道産の「てん菜」から作られた液状の甘味料です。
はちみつよりもさらりとしていて、後味さっぱり。
「ビートオリゴ」という名前の商品です。
私も友人Jもこれが気に入って、1本ずつ宿のオーナーから購入しました。

旅行から帰った後、珈琲に入れたりパンに付けて食べていたら、もうほとんどなくなってしまいました。
また欲しいです…。

2日目の観光に出発!

さて、食事を終えて身支度を整えたら出発です。

昨日同様、宿の方が芽室駅まで送ってくれました。

朝の芽室駅

再び電車に乗って柏林台駅まで戻ります。

朝の根室本線
良き風情の電車。

柏林台駅より自転車の旅へ

北海道のコンビニエンスストア「セイコーマート」を見物したりしながら気分よく自転車を漕いでいた我々でしたが、帯広川を渡る大きな橋の上で思わぬ足止めを食らいます。

前を走る友人Jの自転車からギャリギャリと不穏な音がしたかと思うと、Jはすぐに自転車を停めました。

見ると自転車のチェーンが外れています。

大きな橋の上

はい、急なトラブルに慌てるべからず。

落ち着いてスマートフォンを取り出し、某動画サイトを立ち上げます。

「では、直していきましょう」

スマートフォンから流れる声を頼りにチェーンの修理を試みます。

昨日購入した「白くてふわふわでけっこうかわいい手袋」が大活躍しました。
ギザギザしたチェーンの巻き直しは、素手では痛い作業です。
また、黒いオイルで手が汚れるのも防いでくれました。

ありがとう、かわいい手袋。
そのために買ったわけじゃないけど。
汚れちゃいましたが、なんだか愛着倍増です。

ほどなくして無事、修理完了。

J曰くギアチェンジができないそうなので、正確には無事完了ではないようでした。
しかし走るだけ御の字です。
今壊れられたら本当に困る。

気を取り直して再び出発。

友人Jが好きな人気のパン屋さんが近くにあるとのことなので、そこへ向かうことになりました。

2日目の②へ続く…

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