綺麗な冬晴れの今日、私は昼頃まで惰眠をむさぼって幸せな時間を過ごしていました。
最近、少し財布の紐が緩みすぎのため休みの度に出かけるのを控えようと思っているのです。
だから、せっかくの休みもこうしてぐうたら部屋で過ごしているのです。
しかし、今日の天気は晴れ。
先ほどから暖かいお布団の中から窓の外を眺めています。
幸せであるが、もっと幸せな休日の過ごし方がある気がする…。
やはり私はもそもそ布団から抜け出して出かける支度をするのでした。
宮ノ下にやってきた
やってきたのは宮ノ下。
以前セピア通りは歩きましたが、まだまだ見ていない場所がたくさんあります。
以前宮ノ下に来た時のお散歩記事↓
コロナの影響でGOTOキャンペーンも休止されたためか、人がとても少なかったです。
いくつかのカフェでのんびりした後、本日のお目当ての場所へまいります。
宮ノ下の共同浴場「太閤湯」
さて、箱根の観光施設を周っている私ですが、肝心の温泉施設にはあまり立ち寄れていません。
基本、食べてばっかりのブログになってしまっていますね。
せっかく「温泉デパート」と呼ばれる多様な湯が沸く箱根に住んでいるのだから、しっかり温泉に浸かろうと思いましてやってきました宮ノ下「太閤湯」。
つい、最近まで改装中で閉まっていたのですが、改装は終了した模様です。
![太閤湯の入り口前](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/01df844b02c6b9f98da8251a82816da2.jpg)
場所は宮ノ下のバス通りから少しだけ外れたところにあります。
商業施設ではなく、宮ノ下の自治体が運営している地域に根付いた共同浴場です。
![山と太閤湯](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/fef8922c8d81625989c865578d39e49b.jpg)
眼前に迫る山の迫力たるや。
実は何度も入ろうか迷ったことはあるんですが、実際に入るのは初めて。
鞄の中にはタオルとシャンプー、リンス、ボディーソープを忍ばせ入浴準備万端です。
太閤湯の営業時間、定休日など
![太閤湯入り口ののれん](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/eb5070fee1cc1a0780f8521ac62fc4f7.jpg)
良いのれんです。
太閤湯基本情報 | 2020年12月現在 |
---|---|
営業時間 | 10:00~21:00 (最終入場20:00) |
定休日 | 水曜日 第3火曜日 |
入浴料 | 500円 |
泉質 | ナトリウム塩化物泉 |
駐車場 | 少しだけあり |
![太閤湯泉質](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/36ea5fd11a4fabeddef3fc4aa216c2fe.jpg)
源泉かけ流し!良質な温泉に浸かろう!
中に入ると管理人さんが出迎えてくれます。
まずは入ってすぐ右側の券売機で入浴券を購入するようです。
大人は500円。
タオルも有料ですが買えるっぽいです。
いや、レンタルかもしれない。確認し忘れました。
せっけん類も同様。
備え付けのアメニティはありません。
![太閤湯の玄関より](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/f9ec8434c0d9975fc3077144765933d2.jpg)
建物の中はけっこう狭いです。
へたくそですが、こんな感じ~。
![太閤湯女湯](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/862be219565e981c9200bbc03bca9fec.png)
男湯の方は分からん。
鍵付きロッカーに荷物を入れて、手ぬぐいとせっけん類をもって浴場へ。
女湯は内湯が2つありました。
脱衣場には2つ浴場への入り口があります。
湯船1がある方には近所に住むというおばさまが1人、入浴中でした。
私は浴場が2つあることに気付かず、わざわざそのおばさまが入っている湯船1の方に入りました。
湯船は大体正方形に近い形で、私の歩幅2歩くらいが一辺の長さ。
畳2畳よりは狭いくらい。
洗い場にはシャワーはなく、お湯と水の蛇口が1つずつ並ぶのみなので自分で良い温度のお湯を調合する必要があります。
おばさまは体を洗う時洗い場の蛇口からお湯を汲むことはせず、湯船から洗面器でお湯を汲みだして使っていました。
私もそれに倣います。
体を洗った後、お湯に浸かるとおばさまがお湯の使い方を教えてくれました。
聞くところによると、この太閤湯は自分でお湯の温度を調節してよいそうです。
「熱すぎるときはそこ、ちょっとだけ左に回すと水が出るから。」
おばさまが指し示す先には温度を調節するノブがありました。
言われた通り左に回せば、流れ出ている温泉に水が混じり温度が下がりました。
この太閤湯は源泉かけ流しのため、水を混ぜなければとてもじゃありませんが浸かることができないそう。
あっつあつのお湯です。
お湯は無色透明。
ここ数年で火山活動が活発になったため、温泉の温度も上昇しているそうです。
おばさまはもう10年以上通っていると話していました。
のんびり浸かってポカポカ長持ち
おばさまが出た後も出たり入ったりしながら30分くらい浸かっていました。
温泉は良いなあ…。
脱衣場に小さな共用のドライヤーが1つあったので、髪も洗ってから出ました。
体を拭いている時にやっと浴場がもう1つあることに気付きました。(先ほどの手書きの図で湯船2がある方)
髪を乾かしている頃、時間は16時を少し過ぎたころでした。
先ほどまでは静かでしたが、扉を開ける音が外から何度か聞こえてきます。
慣れた挨拶の声が入口の方から聞こえて来て、やってきた人が常連さんであることがうかがえます。
身支度を整えて脱衣場を出ると、笑顔が優しい管理人さんがいて「ぜひまた来てください」と声をかけてくれました。
![太閤湯の看板](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/ccb7ad2d7eb1267dcbaf95f2785b62e2.jpg)
建物を出ると、日は少し傾いていて月が明るく見えました。
お湯に浸かっている間は普通のお湯との違いを感じませんでしたが、外に出てみるとお湯の効能に気付きます。
体中がポカポカと温かく、全然寒さを感じません。
箱根神社に寄り道
渡辺ベーカリーでパンを買ったぞ。
![渡邊ベーカリーの素敵な包み](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/e2428d0cd9479a468245fb042dd58801.jpg)
中は「クラムチャウダーの揚げパン」と「ラザニア風ぎょうざピザパン」。
今晩の夕食にしよう。
あと、冷蔵庫の古くなりかけたもやしを煮てスープを作ろう。
渡辺ベーカリーを出て少し坂を登ると趣深い神社があります。
![宮ノ下箱根神社](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/59c723e0755fd261fbd0adbc0ea7866b.jpg)
宮ノ下の箱根神社。
![宮ノ下箱根神社入口](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/68b240c23ad5e2d5cf229542b550f43f.jpg)
![宮ノ下箱根神社2](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/141180092c4b897c27211548f6adde8b.jpg)
この辺りを治める神様がおわすそうな。
アーベントロートの赤い山
![アーベントロート](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/a60dd1c298a8b1fb39a23c025b9f7c4a.jpg)
箱根神社の境内より撮影。
山が最も美しく見える時間を「モルゲンロート」と呼びます。
それは、早朝に赤い太陽光が山肌を照らして山が赤く見える時間のこと。
夕方にも同様の時間があって、それを「アーベントロート」と呼ぶそうです。
空気が凍るように冷えていてよく晴れた夕方に、箱根でも「赤い山」を見ることができます。
わずかな時間の間だけ見ることができる、じんわりとした美しさです。
![アーベントロート2](https://hatiriblog.com/wp-content/uploads/2020/12/2a8447d1f31f1441591dfeb77e376aa7.jpg)
「やはり、出かけてよかった」と思った、1日の終わりでした。
コメント