【旅行記】一泊二日の箱根①飛龍の滝、元箱根石仏群編

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箱根周遊
箱根周遊

こんにちは。12月の上旬のある2日間、母が箱根にやってきました。

今回は1泊2日の箱根旅行です。

その時の記録をまとめます。

2日間の旅程

そこまで厳密に決めていたわけではありませんが、母の希望をもとに私が考えたコースプラン。

今回は1日目は「歩いて箱根を巡る」
2日目は「箱根の王道観光」

がテーマです。

今回は歩く距離が長いのと、箱根園からのバスが伊豆箱根バスなので箱根フリーパスは買っていません。

1日目 箱根自然散策コース

箱根湯本駅に集合→
バスで畑宿方面へ→
しばし登山。飛龍の滝へ→
芦之湖方面へ→
宿「小田急山のホテル」へ

私も行ったことがない畑宿方面をひたすら歩きます。

2日目 箱根王道観光コース

小田急山のホテルを出発→
箱根神社参拝→
箱根園までハイキング→
バスで大涌谷へ→
大涌谷観光→
ロープウェイで強羅へ。
ケーブルカーに乗り換え→
強羅公園散策→
強羅駅で解散

9:00 箱根湯本駅に集合

綺麗に晴れた12月の日でございました。

12月の箱根湯本駅。よく晴れている。アーチを描いた駅のホームが見える
平日だから車少な目

快晴~!

本当は今日、箱根の大涌谷方面に行く予定だったんですが、明日は曇りの予報だったので急遽1日目と2日目の旅程を入れ替えました。

1日目が自然散策、2日目が大涌谷です。

ぜひ2日目も晴れてほしいところですが、移動手段が徒歩の自然散策で雨に降られるのはごめんです。

箱根湯本駅前
湯本駅前②
朝早い時間なので業者さんの車が多い

湯本駅前はまだ人は少ないですね。

5分ほどで電車に乗ってやってきた母と合流しました。

9:30 湯本駅前PICOT

朝ごはんを食べ損ねたという母。
それならパンでも買おうという事で、湯本駅前のPICOTに立ち寄りました。
PICOTは富士屋ホテルがやっているパン屋さんのこと。

宮ノ下に大きな店舗もあります。

湯本駅前の富士屋ホテルPICOT
湯本駅前のPICOTのパン

朝だから色んな種類がいっぱいある!

本当にパン屋さんは朝早くに行くべき。

私はいっぱい朝食べてきたので今回は買いません。

湯本駅前の橋からの景色
やっぱり橋からの景色は下流派。

PICOTの裏手にまわって、川を眺めながらパンをむしゃむしゃ。

母が食べ終わるまで私はしばし川を見て黄昏ていました。

Kラインの箱根登山バスで移動

湯本駅前のバス乗り場からバスに乗ります。

いつもは宮ノ下や芦ノ湖、仙石原方面に行きますが、本日の行き先は飛龍の滝です。

飛龍の滝の最寄りのバス停は「畑宿」。
畑宿の方へ行くのは実は今日が初めてなのでした。

ほどなくして目当てのKラインのバスがやってきます。

バスの中は比較的空いていました。

15分くらい乗っていると畑宿に到着します。

畑宿バス停前

畑宿のバス停降りたところ。
どこも平日だと開いていないようで寂しげ。

同じ畑宿のバス停で降りたのは、山に登る装備を背負ったおじさんと私たち2人だけでした。

畑宿は少し閑散としています。

そして箱根七福神を祀る神社の1つ「守源寺」もバス停前にありました。
祀っている七福神は大黒天です。

守源寺

箱根七福神も巡ってみたいんですが、1つ1つがかなり離れているんですよね。
車がないと中々周れないです。

10:25 飛龍の滝自然探勝歩道

畑宿から飛龍の滝へ続く散策路に入ります。

ここから飛龍の滝を経由して、芦之湯方面に抜けられます。

とはいっても私も初めての歩くので、地図を見ながら進みます。

元箱根と芦之湯の標識
散策路の入口

きれいなお花。
母に名前を教えてもらいましたがもはや思い出せない…。

飛龍の滝への散策路①

誰も歩いてない散策路。

静かでマイナスイオンが満ちてる感じ。

冬の畑宿夫婦桜

有名な夫婦桜。

冬だから葉っぱもない。

春に来るべき。

前を歩く母

前を歩く母上。

けっこう傾斜がきつく、息が切れます。

木漏れ日がきれいでした。

まだ残っている紅葉

少し残った紅葉がきらめいています。

温かい日でした。
歩いていると汗がにじんできます。

飛龍の滝への散策路③

沢!沢沢!

飛龍の滝への散策路②

ひんやり。

それにしても誰も歩いていません。

飛龍の滝への散策路③

これといって重要感のない話をしながら淡々と歩きます。

確か高尾山に天狗を探しに行った時とかの話をした気がする。
あと山の怖い話とか。

飛龍の滝への散策路④
飛龍の滝への散策路⑤

『科学と学習』の冊子の中でこういうだまし絵見た覚えがある…。

飛龍の滝への散策路⑥

母曰く、「ブラタモリが好きそうな断層っぽい」

ブラタモリは番組名では。正しくはタモリが好きそうなのでは。

飛龍の滝

飛龍の滝までもうちょっと。

飛龍の滝?
むしにむした苔

全体的に変化に富んだ散策路であったため、楽しく登っていきました。

途中、大岩がごろごろしているところもありますが、それもアスレチックのような感じで越えられます。

元気であれば、適度な難易度と言えましょう。

11:10 飛龍の滝到着?

飛龍の滝0.1キロの看板があって、「おや、そろそろか」と思って、道を進みます。

左側の木の橋を登る。
飛龍の滝の立ち入り禁止看板

あれ?

木の橋を渡ったところが風化した看板とロープで封鎖されていました。

しかし、他に道は見当たりません。
いや、でも「飛龍の滝0.1キロ」って標識に書いてあるし…
まだ10メートルくらいしか進んでないんですけど…

何らかの理由で飛龍の滝への道は通れなくなってしまったのでしょうか。

それともここが飛龍の滝だというのでしょうか。

確かに橋の右側には水が流れてはいますが、はるか遠くにちょっと高いところから水が落ちているのが見える程度。

写真だとさらに分かりにくいかもしれません。

前情報ではもっと飛龍の滝は高低差がある見栄えのする大きな滝って聞いてたんですが…。

試しにグーグルマップを開いてみると、現在地情報と飛龍の滝の位置はまだずれています。
やはりここは飛龍の滝ではないのかも。

恐らく橋の向こうにもかつては道があって、その先にビュースポットがあったのだと思われます。

え~残念。

飛龍の滝の景観が変わってしまっている?

この先がなぜ封鎖されてしまったのか。

原因として思い当たるのは、昨年(2019年)10月の台風です。

しかし散策路を抜けた後、試しに箱根観光協会に問い合わせてみたんですが、台風被災によって景観が変わったなどの影響はないそう。

それどころか、立ち入り禁止の案内看板の前に見えるのが飛龍の滝で間違いないそうです。

え?ほんとに?
いやいやそんな馬鹿な。
決して「滝」って感じではなかったぞ。
それなら「飛龍の滝0.1キロ」の標識はなんなんだ。

とりあえず母とあれやこれやと仮説を建てます。

そして出した結論

最近雨が箱根では全然降ってないから水が流れていなかった!

この結論に落ち着きました。
はい。確かに最近からっ晴れ(からっとした晴れの日)がずっと続いていました。
雪も降っていません。

しかしこれはあくまで仮説。

雨が降った後に再び検証に赴く必要がありそうです。

しかしそれにしても、風化して間に合わせのように設置された立ち入り禁止看板や「飛龍の滝0.1キロ」の標識、観光協会の応対といい、少し放置されている感じが否めません。

観光協会のホームページにも散策路の立ち入り禁止についても触れられていませんし、電話口での応対もどこか自身なさげな受け答えで「ほんとに?」という疑問は消えませんでした。

ちょっと残念な結末です。

12:10 おひるごはん

途中、母が作ってきてくれた混ぜご飯のおにぎりを食べてお昼にしました。

外で食べる混ぜご飯おにぎりってなんでこんなに美味しいのだろうか。

1人で出かけるときは外食することを楽しみの1つにしているので、お弁当を持っていくことはありません。

しかし、さわさわとした風と木漏れ日の中で食べるごはんの感覚はなんだか病みつきになりそうな中毒性を感じます。

バーベキュー…キャンプ…山ごはん…。
したいアウトドア。

コロナの影響もあって流行ってますよね。

帰ったらちょっと調べてみようと思います。

ホテルの夕飯を楽しみにしているので昼ご飯は控えめです。

歩けば歩くほど夕飯が美味しくなるに違いない。

我々ってばなんて策士。

12:30 芦之湯へ抜ける

母からカメラの仕組みについての講義を受けつつ、歩いていくと芦之湯へ抜けました。

ここまですれ違った人数は3人のみ。

芦之湯に出たところで、登山の装備を整えたおじさん2人に出会います。
何度か畑宿から芦之湯への道を歩いたことがあるそうだったので飛龍の滝について聞いてみました。

そのおじさんは、飛龍の滝は本当にきれいで大きく、見る価値のある滝だったと言います。
私たちが見た滝について話すと、やはり以前は立ち入り禁止の看板もなかったそうで、滝の様子も違っているようでした。

やはり何らかの変化は起きている模様。

この日、おじさんたちは私たちに合う前も「飛龍の滝を見てきたが大したことなかった」と話す人に会っていたらしく、不思議に思っていたそうです。

これで、飛龍の滝が本来の姿でないことははっきりしたように思います。

自然の物なのでその時々で姿を変えることは当然だと理解はしています。

次回、見に行った時にはぜひ美しい姿を見たいものだなあ、と思いました。

芦之湯を歩く

ここからはバスに乗る予定だったんですが、母もまだまだ元気ということでもうちょっとハイキングを続けることにしました。

芦之湯の風景と国道1号線

芦之湯の風景。まもなく国道1号線の最高標高到達点。

普通に住んでるので分からないんですが、やっぱり箱根も少し酸素が薄かったりするんでしょうか。

晴れた日の箱根ドールハウス美術館

箱根ドールハウス美術館。

晴れてる日にその姿を拝むのは初めてのことかもしれない…。

入館しないけど記念にパシャリ。

13:00 元箱根石仏・石塔群

芦之湯を歩いて元箱根方面に行けば、必然的に通るのがここ。
元箱根の石仏群。

国道1号線沿いに鎌倉時代に作られた石仏や石塔が残っています。

私実はあんまりここ得意じゃないんですよね。
場所に得意不得意もないんですが。

歴史的に価値のある遺跡なので、見たい気持ちはあるんですが、1人で見て回るのは怖くてじっくり見たことがあまりありません。

いや、別に時々観光バスとかも来てて立派な観光地なんですよ。
怖いことなんか別にないんですが。

母は道祖神や民間信仰について詳しいため、この石仏群も興味深いそうでした。

2人であれば怖くない。

この機会に見物しましょう。

箱根旧街道石仏群

鎌倉時代、ここは火山活動の形跡が色濃く残っていた道で地獄道と呼ばれていたそうです。

危険で死者が出ることも多かったそうな。

そのため交通安全を祈願して、多くの仏さまの石像が置かれました。

摩崖仏

いや、もうやっぱり私ここ怖いねん!!
怖いと思ったらほんとに何度来ても怖いねん!
なぜかいつもここ通るとき曇ってるし!
写真見返すだけで怖いねん!

私は全く霊感なんてものもないので、単純にこの辺りの薄暗い雰囲気に気おされているだけなんですが、なんとなくこの辺り私苦手です!

また、国道1号線の両側に広がる石仏群を見学するために、道を渡るための地下道があるのですが、石造りのその道がまた怖すぎる!

そこはカメラを向けることすら怖くて写真はありません。

中には大きな仏像

母は熱心に石仏群を見学していました。
さすが、勉強しているだけあって色々解説してくれます。

そういった像の解説などを聞くと、安易に怖がってないで理解を深めることの大切さを思い出させられます。

知ることで興味が沸いてくるのも事実。

私たちも旅行の安全を祈願し、仏様に手を合わせてきました。

精進ヶ池

見学中、私はおどろおどろしい箱根の民話「精進ヶ池の蛇」についてのお話を母に聞かせました。

「誰も救われない!」

と憤る母。

ほんとにその通りだと私も思いますわ。

無人の歴史館。

意外にも中の展示は見ごたえがあります。
昔のこの辺りの写真とかもあって、見る価値あり。

しかし、やっぱりいかんせん雰囲気怖すぎて背後を気にしてしまう。

いや、別になんもないんだけどさぁ…。

この中のお手洗いを利用したんですが、私が用を足している間

「待って、絶対そこで待ってて」

と先に行こうとする母に扉の外で待っていてもらいました。

だってほんとに怖いんだもの。

14:30 芦ノ湖着。チーズテラスへ

ひたすら歩いて芦ノ湖着。

ホテルでの夕食のためお腹は空かせておきたいですが、せっかく来たので美味しいものを1つ軽く食べましょう。

ベーカリー&テーブルのパンや縁結び焼きも良いとは思ったんですが、私が選んだのはチーズテラスの「チーズチーズミルク」です。

だってほんとに美味しいんだもの。

チーズテラスについては詳しくはこちら↓

写真撮り忘れました。

あいかわらずもったりと濃厚なチーズミルクは美味しい。

母もお気に召した様子でよかったです。

芦ノ湖と箱根海賊船
あそこに見えるは海賊船「ビクトリー」

曇ってしまって残念ながら富士山を見ることはできませんでした。

さて、ここからは宿泊する宿「小田急山のホテル」の無料送迎バスでホテルに向かいます。

チェックインにちょうどいい時間~。

1日目 おおかた終了

さて、これで1日目の旅程はほとんど終了です。

飛龍の滝についての謎は残りますが、途中心配だったお天気も持ち、良い1日だったと思います。

想定よりはるかに歩きました。
その距離およそ7.2キロ。
何がつらいって平らな道がほぼ皆無であること。

さすがに少し疲れました。

次回、小田急山のホテル宿泊編をまとめたいと思います。

先走って結論から言うと、ほんとにめちゃくちゃ素敵なホテルでした。

では、今回はこの辺で終わりにしたいと思います。

山のホテル宿泊編へ↓

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