3月某日、昼、ひたすら生魚が食べたくなりました。
小田原あたりまで山を下りれば漁港があるので美味しい海鮮には事欠かないでしょう。
しかし、ついさっき起きたのにすでに正午を過ぎています。
今から下るのは難儀だわい。
私は魚が食べられそうな箱根のお店を探すことにしました。
宮ノ下の「森メシ」というお店
そういえば、先日インスタグラムをスイスイしていた時に、宮ノ下にあるお店が営業を再開したとの投稿を見た覚えがあります。
確か、あそこは魚を使った丼ものがあったような…。
スマホでお店のアカウントを探します。
インスタグラム、そこまで熱心に投稿はしていませんが、美味しい情報を集めるのにはぴったりなツールだと思っています。
「♯箱根スイーツ」のハッシュタグには何度もお世話になっています。
思えば仙石原のMR COFFIEという素敵なお店を知ったのもインスタがきっかけでした。
MR COFFIEさんの今週のランチ、ふきのとうのパスタらしいですね。
行きたい……。
さて、目当てのアカウントを発見しました。
お店の名前は「森メシ」。
箱根登山鉄道の宮ノ下駅を降りてすぐの場所です。
宮ノ下へ行こう!
宮ノ下なら行こう、と重い腰を上げて着替えました。
宮ノ下に行く面倒くささ < 生魚食べたい < 小田原に行く面倒くささ
運動不足解消を兼ねて、徒歩でやってきました宮ノ下。
森メシはめちゃめちゃ急な坂の上にあるので、頑張って登ります。
坂の途中には以前訪れたナラヤカフェがあり、若い学生らしき観光客で賑わっていました。最近本当若者ばっかりいる。

宮ノ下駅が見えてきたら、生魚がある森メシはもうすぐそこです。

森メシの営業時間、定休日など
基本情報 | 2021年3月現在 |
---|---|
営業時間 | 昼 11:30~15:00 夜 17:00~21:00 |
定休日 | なし |
公式HP | 宮ノ下森メシHP |
人気の丼「あじ彩丼」をいただきます
1名利用なので高確率でカウンター席に通されます。
テーブル席も良いけど、窓に面したカウンター席って大好き。


店内は木で出来た家具が多く、周囲の山に囲まれた立地とよく合っています。

そういえば、箱根でコンクリート壁の都会的な内装のお店は少ないですね。
やはり昔ながらの温泉地という雰囲気を大事に、どのお店のオーナーも内装を整えるのでしょうか。

お品書き逆光バージョン。
人気のあじ彩丼を注文します。お値段は1380円でした。
詳しいメニューはホームページにありましたので、実際に行く方はそちらを参照いただくのが良いかと思います。
また、ソフトドリンクの中に「自家製ジンジャーエール」なるものを発見。思わずこちらも注文しました。
ジンジャーエールはすぐに運ばれてきました。

写真撮るの忘れちゃった…。
左側に飲みかけのが写っています。
このジンジャーエール、生姜がピリッときいていて美味しかったです。
中には薄いレモンスライスと大きな7センチほどの生姜の切片が入っています。
切片って久しぶりに使った言葉だ。
中学の理科の実験以来だ…。
生姜もガリガリいただきました。
これまた美味しい。
そして、あじ彩丼が運ばれてきます。

彩が良い~!
目の前に置かれた瞬間、ふわ~とお味噌汁の良い香りが。
赤味噌かしら?
森メシのすぐ近くを走っている箱根登山鉄道は、梅雨時になると線路の周りにたくさんのアジサイが咲くことで有名です。
その「アジサイ」とお魚の「あじ」と柴漬けのきれいな色どり「彩」を組み合わせて「あじ彩丼」ということなのかな。
箱根らしくて良いですね。
しゃれた丼ぶりです。
丼の具材に味は付いていましたが、お好みで土佐醤油をお使いくださいとのことでした。
土佐醤油が何のことだか分からずお店の人に聞いてみたところ、鰹節と梅を入れて煮立たせた醤油のことを指すそうです。
上の写真の小さい匙が入っているのが土佐醤油。
このお醤油が大変美味しかったです。
出汁のお味で醤油がまろやかになっており、その奥で梅干しの酸っぱさが追ってくるような感じ。
かけるだけで丼がさらに美味しくなりました。

このどんぶりも多くの具材が使われていて、きっと手間ひまかけて作られているのだろうと思いました。
お魚と野菜の食感の違いが楽しい。
とても美味しく、私の生魚欲も満たすことができました。
ごちそうさまでした!
スイーツばかり食べてはならない
さて、今まで近所である箱根を周り、私が大好きなスイーツをたくさん食べてきました。
まあ体重が増える増える。
反省しています。
先日、結婚式に参列する機会があり久しぶりに自分が写った写真を見て、
えっ、私デカくない?
と、衝撃を受けた次第です。
もうどうしたら良いのか分からん。
いや食べる量を減らせって話ですが、私食べるの大好きだし…。
大好きなことを諦めて後悔しない人生なんてある?
私は森メシを出て、悶々としながら富士屋ホテルのパン屋さんPICOTのショーケースの前にたたずんでいました。
デザートにケーキ食べたい!
森メシさんのお料理は大変美味しゅうございましたが、糖分への欲求を押さえることができない。
どうしたらいいんだ…。
本当に…、どうしたらいいんだ……???
ケーキは諦めてキッシュを買いました。
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