【元箱根~湯本】須雲川自然探勝歩道を花粉に負けずに行く。

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箱根周遊
箱根周遊

こんにちは。

本日のスタート地点はここからです。

精進ヶ池近くの道から山へ

案内看板。精進ヶ池の前

この案内看板は、バス通りを歩いていると道の脇にひっそり立っている看板です。

そして、こういった案内板がある場所には決まって山へと誘う脇道が分岐しています。

甘酒茶屋への道
脇道の様子

今日の私は、ジャージにTシャツ、ウィンドブレーカーを装備しています。
そう、これから箱根湯本まで歩いて下るつもりです。

山道を進むと、お玉が池の横に出ます。

そして甘酒茶屋に至ります。

3月の甘酒茶屋
3月、甘酒茶屋にて

毎回食べるところてんと、本日初注文の紫蘇ジュース。

大変綺麗な赤色で目が嬉しい。

12:20甘酒茶屋出発。須雲川自然探勝歩道へ

甘酒茶屋を出ていつもは芦ノ湖を目指しますが、今日は箱根旧街道を下ります。

しばらくコンクリートで舗装されたバス通りを進むと、やがて石畳の旧街道が見えてきます。

須雲川自然探勝歩道案内
分岐には必ずある案内板。
甘酒茶屋から箱根旧街道へ
箱根旧街道へ!

この辺りで私は不穏な気配を感じていました。

と、いうのも私は花粉症なのです。
今年は薬も飲んでいません。

ここ最近はそこまで症状が出ずに日常生活を送っていたので、今日も警戒せずに山道に踏み入りました。

今のところは多少目が痒いくらいですが、このまま杉の群生地を突っ切って無事で済むとは思えません。

しかし、ここまで来てそれを思い出したところで後の祭り。
対策仕様がありません。

私は学生時代に会得した「アドレナリンによる花粉症抑制」の技を使って山道を進むことにしました。

(アドレナリンによる花粉症抑制とは、激しい運動をしている間は鼻詰まりが解消され、目の痒みを忘れることができるというもの。一時しのぎ。アドレナリンが出なくなった後に爆発的に症状が出る。)

箱根旧街道の案内板発見

小走りで山道を下ります。

山道では以前よりも登山客の姿を見たように思います。

緊急事態宣言の終わりが近づくとともに、陽気はどんどん春へと向かい、多くの人が外で活動するのを心待ちにしていることでしょう。

私も早く旅行に行きたくてうずうずしています。

海外旅行も良いですが、私は1人で気兼ねなく行くことができる国内旅行が好きです。

社会人になってからはくじ引きで旅行先の都道府県を決め、1回目は高知県、2回目は東京都へ行きました。

高知県は足摺岬、東京都は小笠原諸島を行き先に定め、1人で出かけます。
どちらも大変遠かったですが、思い出深い旅行です。

甘酒茶屋から旧街道に入る

ひたすら石畳を下ります。

リズムよく石を踏みながら下るのは、リズムゲームと似た楽しさがあって結構好き。

1度大きな車道に出ます。
旧街道の上に新しく道を敷いたようで、何度も車道に出たり山道に入ったりを繰り返します。

須雲川自然探勝歩道の階段
車道近くの階段
畑宿方面の入り組んだ道

道が重なり合ってる!
2本の大きな車道はぐにゃぐにゃと曲がりくねっていて、お互いをくぐったりくぐられたりしています。
それを石畳が残る旧街道が横切っている感じ…。

とにかく道が絡まりあっています。

車道では、ロードバイクに乗った方々がたくさん走っていました。
頑張れ~!

再び石畳へ
再び山道へ

箱根の山道には案内看板が頻繁に設置されています。
旧街道には、東海道として多くの人が歩いた江戸時代のことを解説する読み物看板もあり、歩いていて楽しい道です。

須雲川自然探勝歩道

きれいなゼブラの森。
昔読んだ「科学と学習」のだまし絵で見たような景色です。
森の中に隠れている動物はど~こだ、というやつ。

12:50一里塚を見て、畑宿到着

道を下り続けると、畑宿に到着です!

畑宿の一里塚
欅の木の一里塚

畑宿の一里塚です。
江戸時代に旅人が自分の現在地や旅の進み具合を確認できるように設置された塚。
江戸の日本橋から一里(約4キロ)ごとに設置されており、畑宿のものは23里目だそうです。

畑宿の一里塚2
モミの木の一里塚
畑宿の守源寺前

ここは以前、母と飛龍の滝を目指して歩いた時に通ったことがある道です。

この時↓

畑宿には寄木細工の工房が多くあります。

工房を抜け、民家の横を通ると再び旧街道に入ります。

畑宿から箱根湯本へ

畑宿の住宅街を抜け、再び石畳の道へ

雨上がり滑りそう。

須雲川に合流

須雲川発見!

やっと川に合流しました。

須雲川の橋の上より
橋の上より

アドレナリンは順調に出ている模様。
今のところ花粉による影響はほとんど感じません。
しめしめ。

しかし、甘酒茶屋からずっと走ってきたため、足の裏からふくらはぎにかけて重くなってきました。

湯本ついたら温泉…湯本着いたら温泉…。

須雲川を渡って進む
アオキの実

山を歩いていると至る所に生えている赤い実をつけた木。
本当にたくさん生えています。

葉っぱも実もつやつやと光沢があって、ちょっと美味しそうだったので実を1つ食べてみましたところ、もさもさとした林檎のような食感でした。
味はあんまりしない…。

中もほとんど種で食べるのには向いてなさそう…。

箱根のおやつをインスタグラムにあげているのですが、そのアカウントで写真と共に載せたところ、

「あれはアオキの実。木の実は危ないから食うな」

といった内容のラインが母から送られて来ました。
そりゃそうだ。

石畳の道を抜けて見えた橋

さて、石畳の道を抜け大きな舗装された道路に出ました。

鎖雲寺近くの滝

そして、いよいよ箱根湯本に到着です。

湯本滝通りへの案内看板

14:00暁庵にて美味しい蕎麦を

滝通りに面した旅館の間を縫うように進みます。

すると、何やら美味しそうなお蕎麦屋さんを発見しました。

湯本の蕎麦屋暁庵2

急に空腹に気付いたので入店。

湯本が近づくとお洒落をした観光客が増えるので、ジャージは正直肩身が狭いでございます。

山縣有朋公縁の暁亭
山縣有朋公に縁が深いそうな
湯本の蕎麦屋暁庵

店内は自然光を生かした趣ある様子です。
家具に年季が入っています。

とろろそば

とろろをつけて食べるお蕎麦!
美味しかったです。

蕎麦湯がいくらでも飲めるほどに、つゆが美味い。

ニシン

ちょっとお高かったけどニシンの煮物も頼んじゃった。
北海道で食べて以来、ニシンが好物になりました。

箱根湯本、滝通りを経て駅前

天成園が見える

先日行った天成園を左に見ながら川沿いを歩きます。

滝通りの歩道

湯本の商店街のようなにぎにぎしさはありませんが、古き良き温泉街といった風情の滝通りはお散歩に向いています。

やがて箱根湯本の喧騒が近づいてきます。

14:40至る箱根湯本商店街

なんとなく商店街の通りに出る気になれず、大好きな茶房うちだへ。

茶房うちだの桜シフォン

桜のシフォンケーキが出ていたのでいただきました。
相変わらずもちふわで美味しい。

そして、温泉へ…

箱根湯本駅中のお芋大学前にて

その前に湯本駅改札前にて大学芋を食べ…

箱根湯寮への周遊バス

温泉へ!

15:40本日のゴール、箱根湯寮!

箱根湯寮の入口

いやはや、歩いた歩いた。

ほとんどを小走りで進んだため、大分足に乳酸が溜まっている心地がします。

今日のゴールはここ「箱根湯寮」です。

箱根湯本駅から無料の送迎バスが出ています。

箱根湯寮中庭
きれいな中庭

箱根湯寮に関しては、また後日感想をまとめたいと思います。

のんびり疲れを癒しました。

箱根湯寮玄関前にて
温泉あがりの空

さて、温泉で癒され帰路に着き、家に帰った私を待ち受けていたのは、そう花粉症でした。

もう、家に帰った瞬間からくしゃみと鼻水が止まらず、顔の穴という穴が痒くなりました。
恐るべしアドレナリンのパワー…。

やはり薬はきちんと飲むべきだなと痛感した1日の終わりでした。

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