突然ですが、塩パンをご存知でしょうか。
パン屋さんに行くと、おそらく棚の一番端に並べられ、比較的お求めやすいお値段で、言っちゃ悪いけどなんだか地味なあのパンです。 しかし、それは私の中で最近爆発的なヒットを見せる化け物的注目物件のひとつなのです。
パン自体は昔から好きで、パン屋さんがあればとりあえず立ち寄ってきました。いろいろな種類のパンを前にすると、どうしてもクリームチーズやらカボチャあんやらの方が魅力的に思えてたんですよね。今まで塩パンを手に取る機会はほとんどありませんでした。
それどころか、塩パン自体がパン屋さんに並んでいるのをほとんど見た覚えすらないのでした。
塩パンの印象の薄さたるや…
そもそも名前からしてちょっと残念でしょ。多分「塩」って他のどのパンにも入ってるでしょ。
しかし、変革をもたらす塩パンが現れたのです。
それは箱根の山をそこそこに登ったところにある、ユネッサンの中にありました。
湯元からひたすらバスでぐるぐる登っていきます…
私がユネッサンに着いたのは、朝11時頃。パン屋さん周辺はふんわりバターの香りが漂っていました。「塩パン焼きたてで~す」という声につられてつい購入致しました。
これね。
絵に描いたようなパン
ほわほわであったか~い。
この時点で、もう大分幸せなんですが、
満を持してむしゃ
衝撃でした。
まず噛んだ瞬間バターの香りがふああ~んって脳みそまで広がる感じがしましてね。中がふわっふわなの。ふわっふわな上に溶けたバターで中はしっとりしてるの。噛めば噛むほどバターがしみだしてくるのです。表面はサクッと焼き上げられ、粗目の塩がまぶしてありました。この塩の主張も頑張りすぎず大変好ましいのでした。
祝 塩パンとの出会い
歴史的な瞬間です。
このシンプルながらパンのうまみを凝縮したかのような塩パンとの出会いをきっかけに、私の塩パン探訪の火蓋は切って落とされました。
実は、塩パン巡りこそブログを立ち上げた目的の1つでもあるのです。
今後、パン屋で私は真っ先に塩パンを探し手に取るのでしょう。その旅路を、つぶさに記録していきたいと考えている所存なのです。頑張ります。
皆様、次回の塩パンにもご期待くださいませ…。
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