芸術の秋だ!美術館に行こう!
と、いうわけでやってきました。世界に誇るポーラ美術館。
ポーラ美術館の営業時間、料金など
周りなんもない。
ポーラ美術館基本情報 | 2020年10月現在 |
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営業時間 | 9:00~17:00(最終入館16:30) |
休館日 | なし (展示入れ替えのため臨時休館あり) |
入館料 | 大人/1800円 大学・高校生/1300円 中学生以下/無料 |
収蔵作品 | 西洋絵画(モネ、ルノワールなど)を中心に幅広く収蔵 |
写真撮影 | 一部の展示を除いて不可 |
駐車場 | あり(500円) |
最寄りバス停 | 箱根登山バス「ポーラ美術館」 |
公式HPはこちら。詳しいアクセスものってます。→ポーラ美術館公式HP
ポーラ美術館ってどんな美術館?
冬の気配を感じる秋晴れのある日、ポーラ美術館にやってきました。
本日私の装備は、タイツ、丈が長めのワンピース、カーディガンというTHE・秋なスタイル。
足湯の予定もございませんのでタイツ履いてます。加えてハイヒール。
なぜなら今日の舞台はポーラ美術館だから。
あの明るい素敵空間だから素敵な恰好で赴きたい。
これでマスク装備の必要がなければもっと嬉しいんですけどね。
美術館の中には、展示室の他にもカフェやレストランも。
ポーラ美術館は、西洋絵画を中心としたコレクションが人気の美術館です。
特に、フランス印象派の画家「クロード・モネ」の作品が有名です。
ポーラ美術館に来る多くの人のお目当てがモネの絵と言っても過言ではないのではないでしょうか。
また、館内には入館者が休めるカフェ「チューン」、館内利用者以外も利用できるレストラン「アレイ」なども併設しています。
レストランアレイは企画展の度に、その企画展をイメージしたオリジナルコースやスイーツを販売しています。
食を通しても芸術を感じられる珍しいレストランです。
以前、レストランアレイを利用したときの記事はこちら↓
また、オリジナル商品が充実したミュージアムショップもあります。
ポーラ美術館公式メンバーシップアプリでお得に入館しよう
まずはチケット購入。
私はエポスカードを持っていたので提示で200円割引がありました。
驚いたのが、ポーラ美術館のアプリの存在。
公式メンバーシップ割引ってなんぞや。
せっかくだし登録してみました。
会員登録すると、入館料300円引き、カフェやレストラン、ミュージアムショップのお会計が5%オフですって。え、すごいお得。
確かポーラ美術館の割引で300円引きってこれだけじゃない?
アプリ詳細については公式HPにもありましたので、気になる方は見てみてください。
→ポーラ美術館とつながるアプリ
「あつ森」とポーラ美術館がコラボ!?
驚いたのが、任天堂スイッチの大人気ソフト「あつまれ どうぶつの森」のマイデザインを公式HPから配信してること。
楽しいことやってるな~!
こういった流行を取り入れた経営が進んでるのいいな~!。
あつ森とポーラ美術館のコラボ(着よう編)
あつ森とポーラ美術館のコラボ(飾ろう編)
しかもクオリティ高い。
他にもネットでガイド動画の配信など、新しいことをどんどん取り入れているようですね。
平日なのに混雑!
チケットを手に入れたらいよいよ展示室へ。
私が入館したときの展覧会は「モネとマティス もうひとつの楽園」
クロード・モネとアンリ・マティスの2人の画家に焦点を当てた企画展でした。
それはいいんですけど、
混んでる!平日なのに混んでる!なんで!?
箱根って、平日と休日で人の数が顕著に違います。
平日はガラガラで、休日は大混雑という極端さ。
そりゃ、大混雑ってほどではないけど、絵画の前を譲り合いながら見る必要がある程度には人が多い。
以前レストランアレイを利用したときは閑散としていて超快適だったのに。
いや人が来てくれたほうが良いには違いないんですけどね。
やはりGOTOキャンペーンの影響でしょうか。
こんな混んでる箱根を観光するの初めて。
印象派モネの作品に魅入る。
展示室の壁は白一色で明るい雰囲気。
以前行った、岡田美術館の重厚な雰囲気の展示室とは真逆の印象を受けます。
展示の仕方にも色々あるんですね。
岡田美術館についてはこちら
モネの作品はどれも色使いが優しく、夢の中にいるような心地になる絵画でした。
ぼんやりとしていて鮮明に思い出せず、ただなんとなく良い気持ちだけが残る寝起きの頭の中を描いたとしたらこんな感じ。
冬の明け方のお布団の中のような。
有名な睡蓮の絵はひたすらにきれいで、揺れる水面の色が目に映るようでした。
私の目の色は黒いけど、絵を眺めているうちに段々と透き通った緑と水色が染み込んでくるような感覚。目玉を通して体の中まで綺麗になるような。
激しく心に訴えかけてくるものはなくて、心を健康で凪いだ状態に近づけてくれるような展示でした。
アンリ・マティスの鮮やかな色使いの人物画も魅力的でしたが、私はモネの風景画が好きです。
常設展示で東山魁夷を知った
箱根に住んで、美術館によく行くようにはなりましたが、もともと私は芸術には疎い部類の人間です。
だから、画家の名前とかも学校で習った程度にしか知りません。
企画展を見終えて、その後常設展示を見ていたんですが、そこで「あ、これ好き」と閃くような絵画に出会いました。
東山魁夷『緑の湖畔』
私、あれ好きです。
あそこに似た場所に帰りたい。
ミュージアムショップでお土産を買おう
ポーラ美術館はオリジナル商品が多いのも魅力です。
気に入った作品のポストカードを購入するのが楽しみ。
私が選んだ2枚。各120円。
上が東山魁夷『透影』
下がクロード・モネ『花咲く堤、アルジャントゥイユ』
カフェ「チューン」でスイーツを。
前回はレストランアレイでご飯を食べたので、今回はカフェ「チューン」へ。
混雑してたので結構待ちました。
まん丸ピカピカベリーのムース。見た目がかわいくてテンションが上がります。
ケーキの名前は、お店の名前を冠した「チューン」
紅茶のカップがモネの睡蓮。
ごちそうさまです。
遊歩道でマイナスイオンを浴びよう
美術館を出ると、建物の周りをぐるっと回れる遊歩道があります。
ここがかなりの癒されスポット。
遊歩道内に「音」による展示がありました。
フルートの音が不規則に四方から聞こえてきて、不思議な曲が聞こえます。
よくよく周囲の木々を観察すると、木の幹の高い位置にスピーカーが取り付けられているようです。
不思議な展示。
しばらく立ち尽くして音に耳を澄ませていました。
まとめ
今日鑑賞した作品たちは、遠くから多くの人が見に来る価値があるものでした。
特に開催中のモネとマティスの展覧会は、展示作品も多く見ごたえがあり期間中にもう1度訪れたいと思わせるほどのものです。
自身が絵を描くために理想の庭を作り上げ、名作「睡蓮」を描いたモネ。
絵に添えられた説明文の中で、その庭は「楽園」と表現されていました。
ではモネにとって、その楽園以外の場所はいったいどのような場所だったのでしょうか。
彼らが生きた時代には戦争があり、私が生きる現代よりも不安の多い環境だったと思います。
その混沌とした世界から逃げ出したい、「ここではないどこかへ」行きたい、という願いを誰しも抱えて生きていた中で、モネは安息の地を自らの手で作り出し、絵に描くことでその「楽園」を多くの人と共有しました。
同時代の人々のみならず、こうして現代の私たちにもその穏やかな世界を体感させてくれています。
芸術とはなんて大きな力を持っているのかとじんわり感動してしまいました。
雑音の多い世界で生き抜くためには、心を穏やかに保つことが必要不可欠です。
ぜひポーラ美術館でしばしの間、「楽園」に心を移してみてはいかがでしょうか。
最後に余談なんですけど、
ポーラ美術館のトイレにあったハンドソープが、めちゃめちゃきめ細かい泡が出てきてびっくりするほど気持ちよかった。顔洗いたくなるレベル。
それだけ。
はい。余談過ぎましたね。
終わります。
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