こんにちは。
私は今、笛塚にいます。
小涌谷地区、笛塚
2月中旬、某日。
小涌谷駅より歩いてきました。散歩日和。
ただただ歩いて撮った写真を紹介するだけの記事でございます。
車に轢かれて死んでしまった犬をたくさん埋葬した人の夢枕に、供養した犬の化身が現れた話。
事故から守ってあげます、という犬の言葉に感謝しここにお祀りします、という話。
そういえば、蛙を祀った場所も宮ノ下をくだったところにありましたね。
良いお天気。
今歩いているのは国道1号線です。
歩道は狭いので注意が必要。
国道1号線を歩く。
確かこの先を進むと畑宿方面へ飛龍の滝を経由して抜けられましたね。
以前、飛龍の滝を訪れた際は水が少なく迫力がなかったです。
↑畑宿方面から芦之湯に抜けた際の記録はこちら
空模様が良い感じ。
この辺りはもう芦之湯。
駅伝でもおなじみの道です。
ちょっとアメリカンな感じ。
私が使っている富士フィルムのカメラには、「クラシッククローム」というフィルタが搭載されています。
その設定で取ると、少しくすんだ色合いのレトロな写真を撮ることができます。
私がそんな風合いの写真や映像を好むようになったきっかけの1つ、「グランドブダペストホテル」という映画をご存じでしょうか。
生涯26年の間のマイベスト映画堂々1位にランクインする映画です。
私はこの映画の色合いが好きで、見ると郷愁に殺されそうになります。
割と人を選ぶ映画だと思いますが、お時間のある方はぜひご覧になってみてください。
せっかく歩いているのでバス通りから外れた道を行きましょう。
この先には箱根七福神の1つ弁財天の神社があるようです。
箱根七福神弁財天周辺
芦之湯あたりは少し怖いから苦手です。
人っ子一人歩いていない感じや鎌倉時代までさかのぼる仏教遺跡など、夕暮れ時に歩くと背後が気になる雰囲気を持っていると思います。
弁財天ありました。
この道に入るのは初めてです。
上の写真にある鳥居をくぐると、
日本昔話で夜、狸や狐が踊っていそうな原っぱにでます。
恐らくあの先に弁財天の神社があるのでしょう。
こちらはおそらく昔はあったであろうお堂の跡地。
特に調べたりしなかったので詳しいことは知りません。
仕事を持たぬ電柱。
弁財天の神社には向かわず、左手に続く道に入りました。
なんとなくこの道を行けば、神社の方角に抜けられると踏んで進みました。
しかし、結局全く違う道に出ることになります。
私は地図を見ずにふらふら散歩するのが好きですが、1度来た道を戻るのが嫌いです。
なので今回は縁がなかったということで、神社には行かないことにしてそのまま進むことにしました。
謎の舞台。
これまた物語が始まりそうだな。
猪とかが集まって演奏会とかしてそうだな。
私は幼少期に安房尚子さんの本を熟読していたので、未だにその世界観に憑りつかれています。
謎の舞台からの景色。
少し湿生花園に似ています。
やがて、木でできた道はコンクリートで舗装された道に変わります。
少しさびれた別荘地のような道でした。
窓の割れた廃墟や長らく建設中のままであろう大きな家が点々とある道を行きます。
この辺りから旧石器時代の切片が採掘されたことを記す看板。
そして再び国道1号線に合流します。
芦之湯の石仏群周辺
以前猪とエンカウントした国道1号線の最高地点。
この辺りから芦之湯の石仏群が道の両脇に現れます。
影が濃いです。
何かいるのではないかと毎度目を凝らそうとして、怖くてやめます。
六道地蔵に覆いがかけられていました。
修復でもしているのでしょうか。
精進が池。
蛇伝説の残る池。
大芝の信号を過ぎ、畑宿方面へ。
東海道(箱根旧街道)へ入ります。
旧街道をゆく
歩道が石畳。
高い空。
ここ最近、春めいているように感じます。
私はこの日、ジーパンに薄手のシャツ、コートにマフラーを身に着けていました。
しかし、日差しが暖かく歩いているうちに汗ばんできたのでコートもマフラーも外していました。
ヒートテックなども日中は必要ありません。
歩くならちょっと寒いくらいが気持ち良い。
お玉が池。
池に白い鳥がいました。
おっと、写真が逆さまでしたね。
ずっと登ってきましたが、ここからは下り坂です。
この先は箱根湯本へつながっています。
東海道の石畳の道と交差します。
せっかくなので、昔の道へ。
雨上がりにこの道を歩くと、ぬかるみだらけで靴が大変なことになります。
幸い今日は乾いています。
ゴールが見えてきました。
甘酒茶屋に到着です。本日のゴール。
ひらひらと紺色の旗が揺れています。
精神的に不安定な時に甘酒茶屋に来るとなんだか胸が苦しくなります。
郷愁…。
最近気づいたのですが、季節の変わり目には郷愁を感じやすくなります。
ゴール、甘酒茶屋
甘酒とところてんとお茶。
左端の小さいのは、甘酒についてくる漬物。
フキノトウでした。
春…。春がやってきてる…。
ごちそうさまでした。
詳しい甘酒茶屋についての記事はこちら↓
芦ノ湖まで足をのばす
甘酒茶屋の前からバスに乗りました。
せっかくここまで来たから富士山を拝んで帰ろうと思い芦ノ湖へ。
ぼちぼち春ですね。
季節の変わり目の、若干センチメンタルなお散歩でした。
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