人気観光地、箱根のおすすめの巡り方をご紹介します!
箱根の魅力をたっぷり味わうなら「箱根ゴールデンコース」は外せません。
1回目の箱根旅行ならぜひこのコースを周ることをお勧めします。
「箱根ゴールデンコース」とは?
箱根ゴールデンコースとは、箱根の主な公共交通機関を運営する小田急グループが確立した、観光モデルコースのことです。
箱根の入り口である箱根湯本から、強羅、大涌谷、芦ノ湖を様々な乗り物を乗り継いで、ぐるっとめぐります。
1日の周遊コースなので日帰り旅行のモデルコースとして利用するのも良し、1泊2日の旅行に組み込むも良し、な万能コースです。
私も東京から来た友達を案内する際には、必ずこのルートを基本に1日の観光プランを考えます。
箱根の魅力を存分に味わえるボリュームたっぷりなコースです。
ゴールデンコースの魅力やおすすめポイント
多様な乗り物に乗れる!移動の楽しさを満喫。
前提条件は、「公共交通機関を利用すること」。
勿論、車で同じコースを周っても良いですが、箱根観光の魅力の1つに「移動の楽しみ」が挙げられます。
スイッチバックを繰り返し山の斜面を登る箱根登山鉄道、強羅の急坂を走るケーブルカー、大涌谷を下に眺めるロープウェー。そして華やかな海賊船で芦ノ湖をクルーズ。
1日でこれだけ多様な乗り物に乗ることができる観光地は、箱根の他に中々ありません。
お子様がいる家族、カップル、友達同士でも誰でも楽しめる!
ゴールデンコースは、誰でも楽しめます。
歩かなくてはならない場所も少ないですし、効率的に箱根の主要観光地を周れます。
四季折々の自然を楽しみたい、写真映えスポットで写真を撮りたい、箱根ならではの景色を見たい、など様々なニーズを満たすコースです。
初めて箱根を旅行する方には「箱根を知る」という点でもおすすめ。
渋滞に巻き込まれにくい
せっかく予定を立てたのに、車で移動していたら渋滞に巻き込まれた経験は誰でもあるはず。
その点、ゴールデンコースは先に述べた通り、小田急グループが運営する公共交通機関を利用して観光します。
そのため、交通渋滞に巻き込まれにくいというメリットがあります。
必須チケット「箱根フリーパス」を入手しよう
箱根へ出かける前に、「箱根フリーパス」を取得しましょう!
箱根フリーパスとは、小田急グループが発券する箱根エリアの公共交通機関を乗り放題できるお得な切符のことです。
有効期限は2日~3日。旅行の予定によって選べます。
例え日帰りで観光する場合でも、小田急沿線の駅から買えば2日間のフリーパスの方が安く移動できます。
箱根から遠い場所で買えば買うほどお得です。
詳しくは小田急さんのHP参照です。
ゴールデンコースの旅程
大まかな流れは
①箱根湯本駅
→(箱根登山鉄道で移動)
→②強羅駅
→(箱根登山ケーブルカーで移動)
→③早雲山駅
→(箱根ロープウェイで移動)
→④大涌谷を観光
→(再びロープウェイ)
→⑤桃源台駅
→(箱根海賊船で移動)
→⑥元箱根港
→(箱根登山バスで移動)
→⑦箱根湯本駅に到着
①箱根湯本駅からスタート!
東京方面から小田急線でまずは箱根湯本へ!
駅前の商店街には、話題のお店や昔ながらの老舗など様々なお店が軒を連ねます。
箱根屈指の食べ歩きスポットです。
美味しいものを食べるのも良いですが、お散歩するだけでも楽しい。
最近話題の「箱根てゑらみす」のお店もこの商店街にございます。
喫茶店や有名な和菓子屋さん、日帰り入浴施設も豊富です。
箱根登山鉄道に乗るメリット
私が箱根湯本駅から強羅駅までの移動に箱根登山鉄道をおすすめする理由は2つあります。
1.渋滞に巻き込まれないから。
箱根湯本から強羅までのバス通りには、2か所の渋滞しやすいポイントがあります。
1つ目は箱根湯本駅からすぐの商店街の周辺です。
ここは道幅が狭いことに加え歩行者が多いため、車はスピードを落として通行します。
道を渡るための横断歩道も多いので、どうしても渋滞しがちです。
土日はここを抜けるために30~40分ほどかかる場合もあります。
2つ目は、宮ノ下の信号周辺。
ここも同様、道幅が狭く観光客が多いため渋滞しがちです。
宮ノ下の雰囲気は下の記事を参照。
2.スイッチバックで山を登る!進行方向が変わる体験が楽しい!
日本全国で数少ない、「スイッチバック」式の線路を備えた鉄道です。
スイッチバックとは、山の急斜面を登るために考えられた鉄道線路のことで、通常の列車とは異なり、途中で進行方向を変えながらジグザグに斜面を登ります。
前に進んでいたと思ったら、途中の駅や信号場で止まった後、後ろ向きに動き出します。
乗ればきっとその楽しさに魅了されるはず。
また、6月の梅雨の時期には線路周辺のアジサイが咲き乱れ「アジサイ電車」として運行します。
宮ノ下駅からの山の景色も絶景です。
②強羅駅に到着
三角屋根がかわいい強羅駅舎。
強羅駅周辺にも観光施設が豊富にあります。
おすすめは思い出の品が手作りできる強羅公園や、庭園が見事な箱根美術館など。
おいしい食事処やカフェも豊富です。
箱根登山ケーブルカーで強羅の急坂登り
強羅駅でケーブルカーに乗り換えましょう!
独特の揺れは初体験の方も多いはず。
斜めに走るエレベーターのような感じ。
終着駅の早雲山まで坂を登ります。
③早雲山駅舎で絶景を眺めよう!
早雲山の駅舎は、2020年の7月にリニューアルオープンを果たしました。
2階からの絶景を見ずに素通りしてはもったいない。
ただのロープウェイへの乗り換え駅ではなく、立派な観光スポットです。
おしゃれなお土産屋さん「cu-mo箱根」も有り。
ロープウェイで空の旅へ!
箱根観光の目玉とも言える箱根ロープウェイ!
私も大好きです。
何がすごいって、大涌谷を上空から見られること。
大涌谷は立派な活火山で、つい最近まで警戒レベルが上昇していたために入ることができませんでした。
こうしてまた観光できるようになったことを嬉しく感じます。
かつて「地獄谷」と呼ばれていたのも、納得の景色です。
晴れていると谷の底まではっきり見えます。
④箱根随一の観光地、大涌谷
噴煙上がる大涌谷。
間近で見る火山に圧倒されます。
箱根観光において、大涌谷は絶対に外せません。
名物黒たまごを食べて寿命を7年延ばしたり、ジオミュージアムで箱根の地質について学んでみましょう。
再びロープウェイで芦ノ湖へ
桃源台駅を目指して2度目の空の旅へ。
進行方向左手側に芦ノ湖が見えてきます。
⑤桃源台駅に到着!
静かな湖畔の桃源台駅。
駅構内にエヴァンゲリオンの初号機が飾ってありました。
エヴァンゲリオンの物語の舞台は箱根だそう。
私は見たことないのですが、面白いらしいですね。
箱根海賊船に乗り込もう!
どんよりした空もまた海賊船が映えます。
乗り込め~!
勇んで出航。
どうしてもテンションが上がってしまう、旅の醍醐味の船。
私が初めて乗ったのは、小学生の時に校外学習で箱根を訪れた時でした。
今も当時と同じテンションではしゃいだ気分で乗船します。
写真の中央右寄りに見える水上の鳥居は、おそらく九頭龍神社の鳥居です。
海賊船は桃源台を出ると、箱根町港を経て元箱根港に入ります。
箱根関所に立ち寄るなら箱根町港で降りるのをおすすめします。
ちなみに箱根町港から元箱根港までは歩いて20分ほどで移動もできます。
⑥元箱根港に到着!
最終目的地の元箱根港に到着です!
レイクビューを存分に楽しんでください。
元箱根のあたりも有名観光スポットがたくさんあります。
おすすめは現代日本画が鑑賞できる成川美術館や、歴史感じる箱根神社、足湯もある美味しいパン屋さん「ベーカリー&テーブル箱根」など。
その他にも見どころはたくさん。
日帰りなら箱根湯本へ。1泊2日なら宿泊予定のお宿へ。
さて、ぐるっと箱根の観光地を1日でぎゅぎゅっと巡ることができました!
道中、気になる施設や美味しいものを楽しみつつ、周ってみてくださいね。
日帰り旅行で元箱根から箱根湯本へ帰る際は、湯本行のバスが元箱根から出ています。
先に述べた通り、箱根のバス道は渋滞する場合がほとんどです。
特に観光客が帰る午後3時から午後7時ごろは渋滞ラッシュ。
やはり、宮ノ下周辺と箱根湯本手前で車がつっかえてしまいます。
バスの時間が合えば、その2大渋滞ポイントを通らない「急行 箱根新道線(Rライン)」「箱根旧街道線(Kライン)」に乗ることを強くおすすめいたします。
箱根に宿をとっているなら、宿でゆっくり休みましょう。
元箱根周辺で泊まるのもいいですし、翌日に仙石原方面の観光を考えているなら強羅周辺までバスで戻るのも良いと思います。
まとめ:箱根を効率よく満喫するのにゴールデンコースは最適!
箱根フリーパスを片手に箱根の観光地を周るゴールデンコース。
いかがだったでしょうか。
初めて箱根に来る方には、ぜひこのコースを楽しんでほしいと私は心から思います。
移動も含めて楽しいのが箱根の魅力の1つです。
しかし、このコースはとても有名かつ素敵なコースのため、毎日多くの人が利用しています。
なので、交通渋滞などには巻き込まれなくても、混雑には巻き込まれてしまう可能性があることが欠点と言えるでしょう。
なるべく朝早くから行動を開始したり、ルートを逆方向(初めに元箱根に行き、最後に強羅駅へ)に周ったりすると比較的混雑を回避できるかと思います。
箱根は観光しやすく、きっと新しい発見や体験を皆様にもたらしてくれる観光地であると思います。
ぜひ、ゴールデンコースを周って箱根旅を満喫してみてください。
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